ハネムーン旅行は結婚するカップルにとって、「一生の記念」です。
とりわけリゾート地は思い切り特別な体験ができる場所とあって、人気の高い選択肢となっています。
とはいえ、できるなら混み合っておらず、あまり人と被らないエリアを探してみたいというカップルも多いのではないでしょうか。
そこで今回、本記事では穴場感覚で行けるリゾート地について、また、各地域のおすすめの時期についてご紹介します。国内・海外に分けて合計2つの穴場をまとめましたので、どうぞご覧ください。
海外ハネムーンの穴場とおすすめの時期
カリブ海の島「セント・マーチン」
かつてヨーロッパの統治を受けていた島が多いという歴史的背景を持ち、豊かな文化が育まれているカリブ海域の島々。日本から直行で行ける島が少ないということもあり手軽さには欠けるものの、その分、日本人観光客は少ない印象です。
今回おすすめするセント・マーチンは、今もヨーロッパ領であり続けている島の一つです。
島のほぼ中央に位置する境界線から北はフランス領、南はオランダ領に属しており、2つの国の雰囲気を体感できるのが珍しいところといえるでしょう。
特にオランダ領側にあるマホビーチは、空港に隣接していることから着陸寸前の旅客機を間近に見られると人気を集めています。頭上からほど近い位置をかすめるように旅客機が迫り、大迫力です。
ビーチリゾートを満喫できる青い海や自然はもちろん、オランダ領ではショッピングを楽しんだり、フランス領ではオシャレなフレンチに舌鼓を打ったりと、都会的な街歩きもでき、ハネムーンらしい非日常感を楽しめます。
なお、セント・マーチンに四季はありません。年間を通して比較的高い気温が続きます。しかし、5月~10月には雨季があるため、スコールなどには注意が必要です。特に8月から10月までの間には、ハリケーンが心配されるためこの時期は避けたほうが無難でしょう。
ハイシーズンは乾季にあたる11月から4月ですから、この時期の旅行を計画するとベストな環境を楽しめます。
国内ハネムーンの穴場とおすすめの時期
東京都「小笠原諸島」
2021年以降、新型感染症の流行や円安の影響などにともない、国内へのハネムーン旅行の需要が高まりました。なかでも、穴場として特におすすめしたいのは離島です。
東京から24時間ほどで到着する「小笠原諸島」で、国内リゾートを楽しむのはいかがでしょうか。
国内なのになぜ24時間も要するのかというと、その答えは船旅だから。
実は、小笠原諸島への移動手段は船しかありません。東京竹柴桟橋より出航する定期船か、不定期のクルーズ船を利用する方法で向かいます。
もしクルーズ船を選択するのであれば全国から出航しているうえ、豪華絢爛な雰囲気も満喫することができるでしょう。華やかなレストランで語らったり、ジャグジーやシアターを楽しんだりと、移動の段階からリゾート感たっぷりです。
船旅を経て目的地の小笠原諸島に到着すれば、そこは大自然。
ミナミバンドウイルカと一緒に海を泳げるドルフィンスイムや、ホエールウォッチングなど多くのアクティビティが待っています。
夜には満点の星空がロマンチックに照らし、国内でありながら特別な旅行を印象付けてくれるでしょう。
小笠原諸島は固有の生き物が多いことから、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれます。生き物や自然が好きというカップルであれば、特に楽しめるハネムーン旅行先です。
おすすめの時期は「一年中」。
年間を通して比較的穏やかな気候が続くので、島での目的に合わせてシーズンを選ぶとよいでしょう。
しかし、8月〜9月には台風の懸念があるため、穏やかな海を楽しみたいのであれば注意してください。また、1月〜2月には定期船が欠航となります。同時に宿泊施設等も休みとなることが予想されるので、事前の確認をしておきましょう。
まとめ
ハネムーンの穴場は、海外にも国内にもあります。
ハイシーズン以外であれば交通費や宿泊費をリーズナブルに抑えることも可能ですから、こだわりが少ない場合は、ぜひ合わせて検討してみてください。